- 実名報道されたら人生終了?
- 実名報道されたらもう社会復帰できない…?
こんな疑問、お悩みにお答えします。
今でこそこうした活動をしている筆者ですが、逮捕され、会社を解雇されたときには本気で人生が終わったと思いました。
前科持ちの無職となっただけでなく、追い打ちをかけたのが実名報道です。
当時の筆者は日本人なら誰もが知る大企業に勤めていただけあって、逮捕の件は瞬く間に全国ニュースで実名報道となりました。
今にして思えば、逮捕されて有罪判決を受けたことよりも、会社を解雇されたことよりも、実名報道されてネットに晒されることの方が何倍も辛かったかもしれません。
それでも…
とてつもなく大きな影響を与える実名報道ではありますが、人生終了するようなことでは決してありません。
この記事では、実名報道されたことによる影響や社会復帰までの道のりについて、経験者しかわからないリアルなトーンでお伝えしています。
被害を最小限に抑えるネット記事対策についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
実名報道されても人生終了しない!
実名報道されても人生終了ではありません。
確かに実名報道された影響は大きく、通常通りの暮らしを送るのは難しくなります。
実名報道が大きな影響を与えるのは間違いありませんが、前を向いていれば十分やり直すことができるのです。
実際に実名報道された影響
実際に実名報道されるとどのような影響があるのでしょうか?
就職活動やローン審査への影響
実名報道の影響を最も大きく受けるのは就職活動です。
書類選考は明らかに不利になりますし、面接でも実名報道されていることがわかると敬遠されやすくなります。
また就職活動以外にも、実名報道の影響が出る場面は少なくありません。
賃貸物件の契約やローン、クレジットカード審査などにも少なからず影響を与えます。
残り続けるネット記事
最近は新聞・テレビの実名報道だけでなく、ネットニュースになるケースも多いです。
一度ネットニュースになると、SNSや掲示板、個人ブログなどで面白おかしく書き込まれ、誹謗中傷を受けることになります。
実名報道の影響は半永久的に続く
こうしたネット記事は対策をしないと半永久的に残り続けてしまいます。
実名報道されても社会復帰できる
実名報道の影響が大きいのは確かですが、社会復帰することは十分に可能です。
実名報道から社会復帰できるかどうかのポイントは、事実を受け入れられるかどうかにあると言えるでしょう。
事実を隠さないことが重要
実名報道の影響をネガティブに感じるのは、過去の事実を隠したいと考えるからです。
こうした心理が働くと、実名報道の影響をいつまでも引きずってしまいます。
一方で社会復帰に成功されている方々を見ていると、実名報道されてしまったことは仕方がないと割り切り、今後どうするかを前向きに考えています。
実名報道された事実は、どう取り繕っても消すことはできません。
就職活動では自ら事実を打ち明ける
筆者の場合、逮捕されたニュースが実名報道されていたため、隠しようがありませんでした。
就職活動では逮捕された事実を隠さず、むしろ自分の方から打ち明け、それでも認めてくれる会社を探す道を選びました。
【実録】実名報道された筆者のその後
ここからは、実際に実名報道された経験のある筆者の体験談です。
「残念なお知らせがあります」と言われ、私の名前の載った新聞記事の切り抜きを見せられました。
正直、日本人なら誰もが知る大企業に勤めていただけあって、実名報道されること自体は覚悟していました。
それでも自分の名前に「容疑者」と書かれている事実…
やはりショックで、この先の人生どうなってしまうのかと不安でいっぱいだったことを覚えています。
ネットでも誹謗中傷の嵐
釈放後は、外を歩くだけでも誰かに見られているんじゃないかと疑心暗鬼になりました。
良いことなどないと分かってはいるものの、やはり気になってネットで名前も検索しました。
予想通りというか、報道機関のニュースだけでなく、ブログやSNS、掲示板ではあることないこと面白おかしく書かれていました。
自分だけならまだしも、この記事のせいで家族や親せきにも迷惑をかけているという事実がとにかく辛かったです。
苦労した就職活動
実名報道の影響を最も感じたのは就職活動でした。
筆者の場合は名前で検索すれば一発でバレてしまうので、逮捕された事実を隠すという選択肢はありませんでした。
実際応募してみると、やはり事前にネットで調べて事実を知っていた会社もいくつかありました。
面接ではいつも自分から逮捕歴のことを話していたので、「正直、そのことは知っていました」「ご自身で切り出してくれて良かったです」と言われることもありました。
就職後にもトラブルに
就職が決まってからも、実名報道の影響を感じたことはあります。
職場では、筆者よりも後に入社した新入社員が、たまたま社員の名前を検索して筆者の逮捕歴を知り、驚かせてしまったということがありました。
またプライベートでは、住宅ローンの関連で融資を断られてしまうこともありました。
いずれもネット記事が出ていたのが原因だと思います。
実名報道されているとどこから情報が漏れるるかわからないので、やはり隠さずに打ち明けておく方が賢明です。
ネット記事対策の効果は大!
ネットに出た逮捕記事の削除は不可能だろうと数年間諦めていました。
もちろん消せるなら消したいですが、業者や弁護士に依頼するととんでもなく高額ですし、現実的ではありません。
名前で検索されることがないよう、不用意に自分のフルネームは言わないような生活を送っていたかと思います。
参考:ネットニュース記事を削除したい!削除依頼方法と値段の相場
やはり何の気なしに名前で検索をする人は一定数いるので、ネットで実名報道されている方は諦めずに対策を取ることをおすすめします。
ネット記事は対策できる?
ネット記事の対策は可能です。
主な方法としては、以下の2点が挙げられます。
- 記事自体の削除
- 逆SEO対策
記事削除の依頼
一つ目は、記事の発信元に対して削除要請を行うこと。
逮捕記事を削除する方法は、専門の弁護士に依頼するか、自分自身で削除を要請することもできます。
(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)
第七十二条 弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。参考:弁護士法第72条
参考:逮捕記事の削除にかかる費用はいくら?弁護士・専門業者の相場を検証
逆SEO対策
もう一点は、ネットの検索結果を変えてしまう方法です。
いわゆる「逆SEO対策」と言い、名前で検索した時に不都合な記事が上位に表示されないような対策を言います。
ネット記事の対策は、適切なタイミングや手法が個別ケースによって異なります。状況をお伺いした上で最適な方法をご案内しているので、ネット記事でお困りの方はぜひ一度無料相談にお越しください。
まとめ:実名報道されても人生何とかなる!
実名報道の影響は大きいですが、社会復帰することは十分に可能です。
実名報道により就職活動や私生活でネガティブな影響があることは否めませんが、人生を諦める必要はありません。
どうか希望を捨てず前向きに頑張ってください。
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