- ネットで検索すると自分の名前が出てきて困る…
- 検索エンジンから自分の名前を消したい!
こんなお悩みにお答えします。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで自分の名前を検索すると、許可なく個人情報が出てきて困ることはありませんか?
- 昔作ったSNSアカウントの影響が残っている
- 友人の投稿した文章がヒットした
- 気づいたらSNSの画像と紐づいていた
このように、知らず知らずのうちに自分の名前が検索結果に出てきてしまうことはよくあります。
また逮捕歴や懲戒免職などの不名誉な事実が実名報道されてしまった場合や、第三者から誹謗中傷を受けてしまうケースでは、仕事やプライベートにも大きな影響を及ぼします。
一度情報がネット流出すると、完全に対処するのは難しく、諦めてしまう方も多いでしょう。
しかし、検索エンジンから自分の名前を消すことは可能です。
この記事では、検索結果から自分の名前を消す方法について具体的に解説しています。
自力で対処する方法はもちろん、低コストでプロに依頼する方法もお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事では、清水陽平弁護士の著書「サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル〔第4版〕」を法的根拠に基づく参考資料としています。
検索から自分の名前を消す方法は2つ
検索エンジンの検索結果から自分の名前を消すには、以下の二つの手段があります。
- サイト運営者に削除依頼をする
- 検索エンジンに削除申請をする
それぞれ具体的に解説していきます。
サイト運営者(アカウント所有者)に削除依頼をする方法
まずは大元のサイト運営者(SNSの場合はアカウント所有者)に連絡をし、自分の名前が載っている投稿や記事を削除してほしい旨を伝えます。
多くのサイトでは問い合わせ先や連絡窓口が載っているので、メールで問い合わせするのが自然です。
アメブロやライブドアブログなどの場合は、ブログ運営者経由で連絡を取る手段もあります。
削除依頼に正当な理由があり、スムーズにやり取りできれば数日以内には削除に応じてくれるでしょう。
各サイトごとの対策はネット記事の削除方法の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
検索エンジンに削除申請をする方法
サイト運営者(SNSの場合はアカウント保持者)に直接連絡をしても削除できなかった場合は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに削除申請(リクエスト)をします。
検索エンジン側で儲けている削除要件を満たしていれば、検索結果に表示されないよう対応してもらえます。
GoogleとYahoo!それぞれの削除申請方法は異なります。以下の手順に従って削除申請してください。
Googleへの削除申請
Googleへの削除申請は、以下の2つの方法があります。
実名や住所など、プライバシーに関する情報の削除は前者の「個人情報削除のリクエスト」を行います。
誹謗中傷などプライバシーを侵害され、法的に問題があるコンテンツに対しては後者の「法的なコンテンツ削除のリクエスト」で申請しましょう。
また既に大元の記事や投稿が削除されているにも関わらず、検索エンジンの検索結果には表示され続けてしまう場合があります。
その場合は古いコンテンツの更新ツールを使い、検索エンジンの情報更新を求めると数日以内に反映されます。
Yahoo!への削除申請
Yahoo!への削除申請ですが、現状Yahoo!の検索結果はGoogleと連動する仕様となっているため、Yahoo!用に申請する必要はありません。
Google上で検索結果が変われば、ほぼ同時期にYahoo!上での検索結果も反映されます。
Googleの対策ができればYahoo!も同時に対策できると考えていただければ結構です。
Bingへの削除申請
日本ではあまり使われていませんが、MicrosoftのBingという検索エンジンも存在します。
BingではGoogle・Yahoo!と検索結果が連動しておらず、独自の対応が必要です。
Bingから検索結果を削除するには、「Bing に関する問題を報告」から申請します。
「流出した個人情報」「違法なコンテンツ」などの該当する項目を選び、URLなどの必要情報を記載して削除を要請しましょう。
サイト運営者に削除依頼をする場合の注意点
サイト運営者にコンテンツ削除を依頼するにあたり、いくつかの注意点があります。
- 削除できない場合もある
- 明確な根拠が必要
- サイト運営者の連絡先がわからないこともある
- 再炎上するリスクもある
- 検索エンジンから消えるまでタイムラグがある
①削除できない場合もある
まず前提として、全ての削除申請が通るわけではありません。
サイト運営者の判断により削除に応じてもらえない可能性があります。
これは弁護士事務所に削除依頼をしたとしても同じです。確実に削除できる保証はないことはあらかじめ理解しておきましょう。
②明確な根拠が必要
コンテンツ削除を要請するには、明確な根拠が必要です。
「自分の名前が出ている」というだけでは弱く、なぜ削除する必要があるのか、実名が出ていることによってどんな影響を受けているのかなどを示す必要があります。
サイト運営者が「削除するに足る」と判断できる理由を伝えられるかどうかがポイントです。
③サイト運営者の連絡先がわからないこともある
サイトによっては、問い合わせ窓口や連絡先が明記されていないことがあります。
こうしたサイトの場合は、サーバーを特定し、サーバー事業者経由で連絡を取る手段を取ることが一般的です。
ただしサーバーの特定には一定の知識が必要な上、海外サーバーを使用されていて接触すること自体が難しくなることもあります。
④再炎上するリスクもある
削除要請の内容によっては、先方を怒らせてしまい、再び炎上してしまうリスクがあります。
特に逮捕や懲戒免職などの実名報道をされた当事者の場合は、自業自得である点は否めず、応対次第では余計に誹謗中傷が広がる危険性があることは理解しておきましょう。
⑤検索エンジンから消えるまでタイムラグがある
無事にコンテンツが削除できたとしても、検索エンジンの検索結果にすぐ反映されるわけではありません。
コンテンツ自体は削除されて存在しないのに、検索結果にはタイトルのみが延々と残っているケースは少なくありません。
こうした場合は削除されるまで待つか、古いコンテンツの更新ツールを使い、検索エンジンの情報更新を求めると効果的です。
削除できない場合の対処法
自分の名前が出ているサイトのコンテンツ削除がうまく進まない場合、以下の二つの対処法があります。
- 弁護士事務所に依頼する
- 逆SEO対策を行う
①弁護士事務所に依頼する
自分の名前が出ている当事者本人が削除申請しても、応じてもらえないことは少なくありません。
その場合は記事削除を専門としている弁護士事務所に依頼するのが一番です。
法的根拠に基づいた申請により、適切に削除手続きを進めてもらえます。
削除対応してもらえないサイトに対しても、対通信プロバイダーへの発信者情報開示請求や、侵害記事の仮削除申立等の手続きなどの対応を取ることができます。
②逆SEO対策を行う
もしも費用をなるべく抑えた上で対策を考えたいなら、「逆SEO対策」がおすすめです。
逆SEO対策は、コンテンツを削除するのではなく、検索結果を変えて目に留まらないようにしようというもの。
検索で名前をヒットさせない方法にもあるとおり、逆SEO対策は弁護士法人でなくても請け負うことができ、コストを抑えて対策することができます。
ネット記事の対策は、適切なタイミングや手法が個別ケースによって異なります。状況をお伺いした上で最適な方法をご案内しているので、ネット記事でお困りの方はぜひ一度無料相談にお越しください。
まとめ:検索から自分の名前を消すにはプロに相談しよう!
検索エンジンの検索結果から自分の名前を消す方法についてお伝えしてきました。
検索結果に自分の名前が出てしまっていると、生活を送る上で様々な障害が生じます。
就職活動、結婚、友人付き合い、職場での関係性…
また自分自身だけでなく、家族や友人に不安を与えないためにも、可能な限り対策を考えたいところです。
もちろん自力で削除要請を進めることはできますが、やや専門的知識を有することと、再炎上等のリスクも踏まえると専門家に依頼するのがベターです。
弁護士事務所に依頼するか、逆SEO対策の利用も検討してみてください。
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