【ワケアリ先輩の就活レポ②】50代で懲戒免職!絶望から這い上がって「夢」を実現した元教員

ワケアリ先輩の就活体験記②

懲戒解雇などの苦難を乗り越え、社会復帰に成功した方の体験談をお伝えする「ワケアリ先輩の就活レポ」。

2回目の今回は、50代で懲戒免職となりながらも、第二の人生で昔からの「夢」を実現させた元教員女性を取り上げます。

キリオ
不本意な形で懲戒免職となってしまったこの方は、面談中に何度も涙を流すほど精神的に辛い状態が続きました。年齢のこともあってなかなかうまくいかず、一時期は「どんな仕事でもいい」と投げやりになりそうになったこともありました。

それでもじっくりと過去を掘り下げ、自分自身と向き合うことで「本当にやりたい仕事」「なりたい姿」を見つけることができ、ついには長年の「夢」を実現することができました

年齢や経歴のハンデは関係ない。

諦めなければ必ず困難は乗り越えられると身をもって証明してくださった体験談は、チャレンジすることの大切さを教えてくれます。

ぜひ最後までご覧ください。

タップできる目次

50代で突然の不当解雇!定年前に迎えた厳しい現実

プロフィール
氏名 Sさん
年齢・性別 50代女性
前職 小学校教諭
逮捕歴 なし
実名報道 あり
背景 指導内容が問題視され懲戒免職

公立小学校の教諭として活躍していたSさんは、熱心な指導で児童からも保護者からも慕われる評判の先生でした。しかし、児童のためを思って行った授業中の行為が教育委員会に問題視され、「行き過ぎた指導」として懲戒免職に。実名報道までされてしまい、不本意な形で教壇を追われてしまいました。

割り切れない前職への思い、未練…自暴自棄でメンタルも崩壊

ワケアリ先輩
懲戒免職になって以来、落ち込んだり、自暴自棄になったり…本当に、心がぐしゃぐしゃで、惨めな状態でした。友人や家族も慰めてはくれるんですが、本当の意味では心に響きませんでした。

悪意があったわけではなく、子どもたちの教育を第一に考えての行動が裏目となり、結果的に懲戒免職となってしまったSさん。

熱心な指導を心がけていたがゆえの出来事に、なかなか現実を受け止めることができず、落ち込む日々を過ごしていたそうです。

キリオ
基本的に犯罪を犯したような人間であれば、自らの行いを悔い、反省することで、時間とともにいずれ前を向くことができるようになります。しかしSさんのように、故意ではなく過失により職を奪われてしまった方の場合は、心を切り替えること自体が非常に難しく、次の仕事探しも難航する傾向にあると言えます。

アルバイトをしながら生計を立ててはいるものの、就職活動にはなかなか踏み切れなかったSさん。

裁判を抱えていたこともありメンタル的に不安定な中、キリオのブログ「ぼくだからできること。」を見つけたそうです。

ワケアリ先輩
ネットで見つかる記事はネガティブな話題ばかりで、読むたびに落ち込んでいました。でも、何かのはずみで見つけたキリオさんのブログを読んで、すごくホロッとしたんです。あ、ここに私の苦しみを分かって、前向きな答えをくれる人がいる!と。安心もしたし、1人じゃないし、まだまだ私の人生も終わりじゃないんだ、と思えてきました。

決意を新たに始めた就活!目の当たりにした50代転職の厳しい現実

YOTSUBAの利用をきっかけに、正社員就職を目指すことになったSさん。

当初は教員経験を生かした仕事を中心に探していたものの、やはり年齢がネックになり、実名報道の影響もあって上手くいきませんでした。

ワケアリ先輩
就活は、自分の人生を振り返る貴重な時間でした。自分は教員という仕事が好きだったことに気づかされ、誇りに思っている部分があったんだなと実感するようになりました。過去を憂いていても仕方がない、これまで培ったスキルや経験で自分が役に立てる仕事を探そうと、前向きにはなれてはいるものの、やっぱり懲戒免職となってしまったことを後悔し、そのたびに落ち込むことが何度もありました。

方向性についても迷いが生じ、一時期はタクシー運転手や清掃の仕事を本気で探したことも。面談中に辛くなり、涙を見せることもしばしばありました。

それでも、YOTSUBAでのカウンセリングを重ねていく中で、結果的に懲戒免職となってしまってはいるものの、それまで積み重ねてきた信頼や実績は決して嘘ではないということに次第に気づくことができるようになります。

恐怖や羞恥心から会うのを拒んでいたかつての知人とも顔を合わせられるようになり、周囲はさほど懲戒免職の事実を否定的に捉えていないという事実にも気が付きました。

この「ネガティブな過去を正直に打ち明けたとしても、周りは決して否定的な反応をしない」という体験は、就職活動においても大きな転機となったのです。

「懲戒免職」の経歴が逆に強みに!面接官の心を鷲掴みにする「誠実さ」

ずっと隠したかった懲戒免職の過去。採用面接で初対面の第三者に打ち明けるのは、とても勇気が必要だったと言います。

しかし、自らネガティブな情報を開示することで、それがかえって「誠実さ」のアピールにつながることは少なくありません。

ワケアリ先輩
懲戒免職のことを面接で思いきって話してみると、採用担当の方は驚いてはいましたが、むしろ私に同情的でした。「お辛い経験を話して下さりありがとうございます」と言われ、非難されることもなく、なんだこの程度の反応かと思って拍子抜けしました(笑)

YOTSUBAの面談を通じてキャリアの棚卸しをしていく中で、かねて「将来は海外で勤務したい」と夢見ていたことを思い出します。

そこで得意の語学や国際経験を活かせる業界に絞り、業種を問わず一般事務など幅広い選択肢の中から業界重視で積極的に応募していく方向性にシフトしました。

履歴書・職務経歴書の添削でも、過去の経験が存分に伝わるような内容に修正。すると書類選考の通過率は格段と上昇しました。

そして一般事務職での募集だった企業の面接を受けた際、「これだけの経験があるのであれば、将来は海外勤務も視野に、ぜひ別のポジションで頑張ってほしい」と予想だにしなかった打診を受けたのです。

50代での懲戒免職を乗り越え、「夢」の海外勤務を現実に!

「天職」だと思っていた教員を思わぬ形でクビになり、自暴自棄になった日々。

社会の不条理に歯がゆい思いをしながらも、めげずに懸命に前を向き、かねての夢だった「海外勤務」を現実的なものとすることができました。

ワケアリ先輩
就職活動には全然前向きな気持ちになれず、世を恨むような、呪うような気持ちもたくさんありました。でも、キリオさんのブログやカウンセリングの言葉に救われ、何度も励まされたのが本当に大きかったです。「闇の中の一筋の希望」というか、「光」というか…。かつて辛い思いを経験したキリオさん自身が「あなたでもできる、僕もそうだった」と「逆転人生」を見せてくれていたので、この言葉に賭けてみようかと思えました。キリオさんには本当に本当に感謝です。

Sさんは就職活動の過程でたくさん不採用を経験し、その都度傷つきました。

でも今ではその不採用も、懲戒免職の経験ですら、「夢」を実現するための過程に過ぎなかったのだと本気で思っています。

最後に、現在進行形で再スタートにチャレンジしている方に向け、メッセージをいただきました。

ワケアリ先輩
もし、なにか、訳アリの事情があり、キリオさんのブログや、利用者の声など、自分の心にひびくなにかがあったら、おもいきって、利用してみてください。キリオさんは、どんな転職エージェントさんよりも、心に寄り添った支援をして下さいます。

メッセージ

(Sさんより頂戴したメッセージです)

弊社が運営している“ワケアリ転職“専門キャリア相談サービスYOTSUBAでは、逮捕や懲戒解雇などで職を失った方の社会復帰を支援しています。就職だけでなく実名報道によるネット記事対策も請け負っています。お悩みの方はぜひ一度お気軽にご相談ください。

\“ワケアリ転職“専門キャリア相談サービス/
⇒YOTSUBA(よつば)公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社Everal代表取締役|“ワケアリ転職“専門キャリア相談「YOTSUBA」代表キャリアカウンセラー|早稲田大卒→大手メディア会社→30歳で逮捕・懲戒解雇を経験|転落人生からの逆転体験を発信するブログ「ぼくだからできること。」は累計70万アクセス以上の訪問|著書「懲戒解雇されたら人生逆転できました」

タップできる目次