- 横領で懲戒解雇になってしまった…
- 横領した人は再就職できないって本当?
こんな疑問・お悩みにお答えします。
参考:“ワケアリ転職“専門キャリア相談サービスYOTSUBA
弊社には、横領が原因で懲戒解雇になった方も多く相談に来られます。経費の不正利用や経理的立場を利用しての横領など内容は様々です。
この記事では、実際に弊社に相談に来られた実例のうち、「横領」による懲戒解雇のケースに絞って解説していきます。
再就職に成功した例も挙げているので、ぜひ参考にしてみてください。
横領で懲戒解雇になっても再就職は可能
横領で懲戒解雇になったとしても、再就職すること自体は可能です。
実際、YOTSUBAの就職支援を受けた方の中では、横領での懲戒解雇を乗り越えて正社員就職できた方も少なくありません。
社会的に厳しく見られるのは事実
ただし、横領による懲戒解雇歴は、他の理由による懲戒歴と比較してもかなり厳しく見られる傾向にあります。
特に経理担当や管理職など業務上の立場を利用した横領では、勤め先に与えた損害以上に大きな裏切り行為を働いたことになるため、同じ職種で再就職をすることは極めて困難と言えるでしょう。
懲戒解雇の理由ランキングにもあるとおり、懲戒解雇になるのには様々な背景があります。
その中でも「横領」は解雇理由の上位に位置していますが、プライベートでの不祥事と比べても社会的に極めて厳しい判断を下されるのは事実です。
弊社が支援している方の中でも、他の懲戒理由と比べて「横領」のケースだと再就職活動が長期化している傾向にあると言えます。
もちろん再就職を諦める必要はありませんが、ある程度苦労することは覚悟しておく必要があるでしょう。
横領で懲戒解雇から再就職できた人の実例
実際に横領で懲戒解雇されながら、再就職に成功した方の実例をご紹介します。
30代中堅エース課長が領収書を捏造…一念発起して異業界転職に成功
状況 |
|
---|---|
年齢・性別 | 30代男性 |
就職先 | 異業種の営業職 |
とある中小企業の課長職で懲戒解雇となったケースです。
この方は長年営業部門のエースとして活躍し、順調に出世を重ねていました。しかしある時から架空の経費を申請するようになり、最終的には約3年間で150万円ほどの不正請求を行っていました。
会社から刑事告訴には至らなかったものの、懲戒解雇処分を受け、YOTSUBAの就職支援に相談に来られました。
懸念されていた退職理由についても、包み隠さず伝えたところ、逆にその誠意と人柄を評価してもらえたとのことでした。
横領による懲戒解雇からの再就職のポイント
横領による懲戒解雇からの再就職のポイントは以下のとおりです。
- 事実を正直に打ち明ける
- 横領とは無関係の仕事を選ぶ
- 一人で抱えすぎない
事実を正直に打ち明ける
まず前提として、横領で懲戒解雇となってしまった事実は誠心誠意正直に打ち明けた方が賢明です。
懲戒解雇はバレるの記事でもあるとおり、懲戒解雇になったことを隠した場合、極めて大きなリスクを背負うことになります。
もしも隠して入社し、後に発覚してしまった場合は、再び懲戒解雇となる可能性もあります。
面接では懲戒解雇になった旨を正直に伝え、二度と繰り返さない点を強調した上で、自分を採用するメリットがあると企業側に感じてもらえるようアピールすることが重要です。
横領とは無関係の仕事を選ぶ
横領により勤め先に損害を与えた事実は極めて重いです。
横領行為はプライベートでの不祥事とは異なるため、金額の大小に限らず、勤務先を裏切る行為として捉えられてしまいます。
もしも立場を利用した形で横領行為をしたのであれば、再就職先としては経理や管理に携わらない業種を選ぶことをおすすめします。
一人で抱えすぎない
上述したとおり、横領行為による懲戒解雇の場合、再就職は一筋縄ではいきません。
長期化することも予想されるため、就活時のメンタルケアが非常に重要となります。
不採用→焦る→余裕がなくなる→不採用…という悪循環が生まれてしまい、結果的に泥沼化してしまう例は少なくありません。
転職エージェントやハローワークなどどんな立場の人でもいいので、弱音や本音で相談できる相手は確保しておきましょう。
まとめ:横領した人でも再就職を目指そう!
横領で懲戒解雇になると、社会的にはかなり厳しい立場に追い込まれます。
一度勤め先に損害を与えたという事実は重く、就職活動でも厳しい目で判断されることになります。
ネガティブな退職理由も、伝え方次第では面接官の評価を上げることも可能です。
\“ワケアリ転職“専門キャリア相談サービス/
⇒YOTSUBA(よつば)公式サイト