懲戒解雇は人生終了ではない!その後の人生逆転した5人の実話

懲戒解雇で人生終了
あなた
懲戒解雇されてしまった…もう人生終了だろうか?

「労働者の死刑宣告」と言われるほど責任の重い懲戒解雇。再就職するのは容易ではなく、「懲戒解雇されたら人生終了」と言われることもあります。

しかし結論から言うと、懲戒解雇されても人生終了ではありません

再就職のチャンスは十分ありますし、その後の頑張り次第では人生を逆転させることも可能です。

当サイトを運営している株式会社Everalでは、懲戒解雇など経歴に不安がある人向けのキャリア支援を行っています。懲戒解雇から無事に社会復帰し、人生の逆転に成功されている方を大勢支援してきました。

参考:“ワケアリ転職“専門キャリア相談サービスYOTSUBA

「懲戒解雇」と聞くと、世間的にはとんでもない人間のように聞こえるかもしれません。

しかし実際はそんなことはなく、弊社に相談に来られる方は極めて真面目で誠実な方ばかりです。

会社にたくさん貢献してきて、仕事では中心として活躍してきた。けれど、ちょっとした不注意や認識の甘さが原因で懲戒解雇されてしまったーーそんな方が非常に多いのです。

 

もちろん懲戒解雇になるのにはそれなりの理由があります。自業自得と言われても否定できません。

こんな事態を招いた自分を責め、この先の人生に絶望しているのかもしれませんね。

 

でも、この記事にたどり着いたあなたなら大丈夫です。

必ずこの事態を乗り切れます。どうか諦めないでください。

かつて懲戒解雇を経験した筆者自身が、必ず道は開けるとお約束します。

 

この記事では、懲戒解雇を乗り越えて人生を逆転させた方々の実例を紹介しています。

あなたにとって再起のきっかけになれば幸いです。

この記事を書いた人
 
キリオ (中村元)
キリオ
一般社団法人再スタート支援協会代表理事/株式会社Everal代表取締役|“ワケアリ転職“専門キャリア相談「YOTSUBA」代表キャリアカウンセラー|国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:24037006)|早稲田大卒→大手メディア会社→30歳で逮捕・懲戒解雇を経験|転落人生からの逆転体験を発信するブログ「ぼくだからできること。」は累計70万アクセス以上の訪問|著書「懲戒解雇されたら人生逆転できました
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懲戒解雇で人生終了と言われる理由

懲戒解雇で人生終了と言われる理由

そもそも、懲戒解雇されるとどんな生活が待っているのでしょうか?

「懲戒解雇で人生終了」と一般的に言われる理由は以下の通りです。

  • 収入が途絶えるから
  • 再就職が難しいから

収入が途絶えるから

懲戒解雇で職を失うと、当然ながら収入が途絶えてしまいます。

基本的に懲戒解雇では退職金はもらえません。代わりに「解雇予告手当」がもらえる場合がありますが、退職金と比べると金額もかなり少ないです。

ハローワークに申請することで受け取れる「失業保険(基本手当)」の待機期間も通常より長くなります(申請日より7日間+3ヶ月間)。

参考:懲戒解雇の失業保険

懲戒解雇された場合、貯金に余力がないと生計を立てること自体苦しくなります。

再就職が難しいから

懲戒解雇の経歴があると、当然ながら再就職はかなり厳しくなります。

懲戒解雇は最も重たい処分であり、会社としても容易に下すことはできません。

厚生労働省は「懲戒解雇の有効性」という書面の中で、「懲戒解雇は、労働契約法15条(懲戒)、16条(解雇)の両規制が適用されることになる」としています。

労働契約法15条(懲戒)

使用者が労働者を懲戒することができる場合において、当該懲戒が、当該懲戒に係る労働者の行為の性質及び態様その他の事情に照らして、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、当該懲戒は、無効とする。

労働契約法16条(解雇)

解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。

参照:労働契約法

つまりよほどのことがない限りは懲戒解雇にはならないわけです。

その処分を下された経歴がある人間を、企業が雇いたくないと考えるのは当然でしょう。

キリオ
このあたりが「懲戒解雇は人生終了」と言われる理由です。しかし実際には懲戒解雇をされても社会復帰して人生を立て直すことは十分可能です。

ここからは、実際に懲戒解雇から再就職できた人の実体験をご紹介します。

人生終了ではない!懲戒解雇からの人生逆転劇

懲戒解雇から人生逆転できた成功例

懲戒解雇されても人生終了ではありません。

実際に懲戒解雇から社会復帰して、人生の立て直しに成功された方の実例をご紹介します。

“ワケアリ転職“専門のキャリア相談YOTSUBAで2023年10月~2024年5月に支援させていただき、実際に再就職できた方の中から実例を取り上げています。

1人目:ホワイトベンチャーへの再就職し前職の収入超え!

年齢、職業 30歳(会社員)
懲戒解雇の理由 刑事事件を起こして逮捕、起訴、実名報道
状況 30社以上受けても不採用
その後
  • ホワイトベンチャーに再就職
  • 副業で成功し起業、前職の収入を上回る

1人目は、お恥ずかしながら筆者自身の経験です。

筆者は30歳だった頃、刑事事件を起こして逮捕され、約10年務めた大手企業を懲戒解雇になりました。

キリオ
自業自得とは言え自暴自棄になり、何度も消えたくなりました。地球に隕石でも落ちて消滅しないかと本気で願っていました。

就職活動もうまくいかず、30社以上は落ちました。

元々学歴や仕事上でのスキルには自信がありましたが、そんな経歴はお構いなしに年収提示が半分以下の企業でも一次面接すら通りませんでした。

心が折れかけましたが、就職活動では試行錯誤を重ね、36社目でホワイトベンチャーから正社員として採用してもらうことができました。

この会社との出会いが大きく、社内で学んだスキルを生かして副業を始めたところ、運良く起業するところまで伸ばすことができました。

その後、懲戒解雇から約4年で前職の収入を超えることができました

(当時の投稿がこれです )

懲戒解雇から再就職できた方法や、人生を逆転させるまでにやったことの詳細は懲戒解雇の体験談に書いています。もしご興味があれば読んでみてください。

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2人目:50代逮捕歴アリから正社員で再就職に成功

年齢、職業 50代(公務員)
懲戒解雇の理由 刑事事件を起こして逮捕、実名報道
状況 全国ニュースで顔も出てしまい死も覚悟
その後 未経験ながら1ヶ月で営業職の正社員採用

2人目は、50代で刑事事件を起こして逮捕、実名報道までされてしまった元公務員の方をご紹介します。

全国ニュースで顔も出されてしまい、本人は一時期人生を諦めることも本気で考えたそうです。

初めての相談時は涙を流して後悔していました。

キリオ
年齢的なことはもちろん、公務員ということで民間での勤務経験もなく、正直正社員就職はかなり難しいと感じていました。

参考:懲戒免職になった公務員のその後

しかしご本人の努力のかいあって、未経験で営業職に正社員就職することができました。

インセンティブ制で頑張れば頑張るだけ成果になる仕事だったこともあり、熱意を評価してもらえたようでした。

3人目:2年間無職から未経験で人材業界へ再転職

年齢、職業 20代(公務員)
懲戒解雇の理由 刑事事件を起こして逮捕、実名報道
状況 転職エージェントにも冷たい対応を取られて絶望
その後
  • 徹底した自己分析から新たな目標を決定
  • 未経験ながら人材業界で正社員就職

3人目は、こちらもやはり刑事事件を起こして逮捕、実名報道された方のケースです。

この方はまだ20代と若く、その点では有利でしたが、逆に社会人としての実績に乏しいという課題がありました。

転職エージェントも何社か利用したそうですがいい反応はなく、中にはあからさまに冷たい態度を取るエージェントもあったそうです。

そんな中、YOTSUBAの存在を知って相談にお越しいただきました。

初めはとにかく自分に自信を持てず、やりたい仕事も見つかっていない状態でした。カウンセリングと自己分析に時間をかけた結果、「自分と同じように就職に苦しむ方の力になりたい」と人材業界を目指すようになりました。

個人情報を取り扱う人材業界は、身辺調査も厳しくかなりハードルは高いです。

それでも諦めずに就職活動を続けた結果、未経験ながら無事に正社員就職を実現することができました。

4人目:得意の語学力を生かして上場企業に転職

年齢、職業 40代(会社員)
懲戒解雇の理由 前科を隠して入社したことが発覚
状況 前科がネックで再就職できない
その後 得意の語学力を生かして上場企業への就職に成功

4人目は、前科がネックで再就職に苦しんでいた方についてです。

若い頃の前科を隠して生活していましたが、ひょんなことから発覚してしまい、問題になって退職に追い込まれてしまいました。

ご本人としては前科は昔の話だし、今度こそきちんと向き合って生きていきたいとのことでした。しかし前科を打ち明けると採用してもらえないという日々が続いていたそうです。

ヒヤリングをしていく中で、語学力に自信があるということがわかりました。

このスキルを生かすための就職プランを組んだ結果、前科を打ち明けた上で上場企業に就職することができました。

キリオ
実力と熱意があれば、受け入れてくれる大企業もあるということが分かった好例です。筆者も大変勇気づけられました。

5人目:国家資格を活かして複数社から内定

年齢、職業 20代(会社員)
懲戒解雇の理由 刑事事件を起こして逮捕
状況 国家資格をはく奪されアピールできるものがない
その後 転職エージェントを駆使して複数社から内定

5人目は、国家資格を持ちながらも刑事事件を起こして逮捕されてしまった方。

この方は「資格ありき」の仕事をしていたため、次の就職先選びにもかなり苦労されていました。

国家資格を再び取得できるようになるまで数年間はかかります。別の資格を取得するため、数年間は無職でいることも覚悟していたそうです。

しかし元々が非常に優秀な方であったため、資格はなくとも知識と経験を生かした就職活動をスタートさせました。

熱心な転職エージェントと出会うこともでき、大企業を含む複数社から内定をもらうことができました。

懲戒解雇からの人生再建に大切なこと

懲戒解雇から人生を立て直すポイント

ここからは、懲戒解雇から社会復帰を目指すのに大切なことをお伝えします。

  1. 懲戒解雇にならない方法を探る
  2. 未練を断ち切る
  3. 就職活動を頑張る
  4. 懲戒解雇の事実を隠さない
  5. 一人で悩みすぎない

    ①懲戒解雇にならない方法を探る

    そもそも処分が決まっていない状況なら、まずは懲戒解雇にならないことに全力を注ぐべきです。

    懲戒解雇になるか諭旨解雇になるかは大きな違いですので、少しでも可能性があるのなら、懲戒解雇にならずに済む方法を探ります。

    • 誠心誠意を込めて謝罪する
    • 懲戒解雇を避けられないか懇願する
    • 労働組合に相談する
    • 弁護士に相談する

      不祥事の内容次第ではありますが、懲戒解雇にならずに済んだという例を聞いたこともあります。最後の悪あがきはしてみましょう。

      ②未練を断ち切る

      懲戒解雇されると、誰もが大きなショックを受けます。熱心に仕事をし、「天職」だと思っていた仕事を解雇されたのであれば尚更です。

      実際、弊社に相談に来られる方のほとんどが満足して働いていた会社を解雇になっています。

      自業自得とはいえ、やりたかった仕事を突然奪われる形になるので、大変後悔し、自分を責めることになるでしょう。

      とはいえ、いつかは現実を受け入れなければなりません

      懲戒解雇になった会社にはもう戻れないので、無理やりにでも前を向くしかありません。

      キリオ
      経験上、懲戒解雇になったことへの後悔は一生残ります。筆者もいまだに前職への未練がないかと言われればウソになります。

      後悔しても仕方がないので、強引にでも未練を断ち切って前を向いていくことが大切です。

      ③就職活動を頑張る

      懲戒解雇からの再就職は簡単ではありません。

      何社も落ち続けることになるでしょうし、100社200社受けても受からなかったというご相談をいただいたこともあります。

      ただし、再就職さえうまくできれば、生活する上でそこまで大きな影響はありません。

      また懲戒解雇から再就職できたでもあるとおり、きちんとした手順を踏んで就活に臨めば、決して不可能ではありません。

      再就職できるかどうかが人生の正念場です。大変なこともありますが、強い気持ちを持ってチャレンジしていきましょう。

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      ④懲戒解雇の事実を隠さない

      懲戒解雇はバレる?」とよく聞かれますが、結論から言うと懲戒解雇の事実は隠さないことを推奨します。

      懲戒解雇を隠して後から発覚する場合のリスクが大きいことはもちろん理由の一つです。

      でもそれだけではなく、心を入れ替えて人生の再構築に臨むのであれば、自分にウソをつかずに前を向く必要があると考えるからです。

      ハローワークや転職エージェントによっては「懲戒解雇と言うと就職できない」「バレないなら言わない方がいい」というアドバイスをしてくる方もいます。全否定するつもりはありませんが、後ろめたさを持ったまま働くことが果たして健全であるかどうかは考えたほうがいいです。

      大切なのは目先の就職ではなく、この先のキャリアを充実させること。

      次の就職は再スタートの第一歩だという意識を持って、意思決定してみてください。

      ⑤一人で悩みすぎない

      懲戒解雇からの再就職は辛いことも少なくありません。

      志望度が高かった会社に落ちることもあれば、不採用が続いて落ち込むこともあるでしょう。

      そんなとき、一人で悩みを抱えず誰かに本音を打ち明けることは非常に大切です。

      家族でも友人でも転職エージェントでもハローワークの職員でも誰でも構いません。ストレスを吐き出せる存在を見つけると、それだけでだいぶ楽になるはずです。

      もしも身近に相談できそうな方がいなければ、いつでもYOTSUBAを御利用ください。かつて似たような経験をしたカウンセラー(キリオ)が、心から寄り添って内定までサポートします。お気軽にお問い合わせください。

      \“ワケアリ転職“専門キャリア相談サービス/
      ⇒YOTSUBA(よつば)公式サイト

      まとめ:懲戒解雇されても人生は立て直せる!

      懲戒解雇でも人生やり直せる

      懲戒解雇で人生終了と言われることはありますが、そんなことはありません。

      実際、懲戒解雇されても次のキャリアを充実させている方はたくさん見てきました。

      キリオ
      筆者自身も、懲戒解雇でどん底に落ちましたが、今となっては当時よりも幸せだと胸を張って言えます

      明けない夜はありません。

      止まない雨もありません。

      この記事が人生の再スタートのきっかけになりますように。心から応援しています。

      もし気持ちが折れそうになったら、このサイトを思い出してください。きっと今のあなたに役立つヒントが見つかるはずです。

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      この記事を書いた人

      株式会社Everal代表取締役|“ワケアリ転職“専門キャリア相談「YOTSUBA」代表キャリアカウンセラー|早稲田大卒→大手メディア会社→30歳で逮捕・懲戒解雇を経験|転落人生からの逆転体験を発信するブログ「ぼくだからできること。」は累計70万アクセス以上の訪問|著書「懲戒解雇されたら人生逆転できました」

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