懲戒解雇などの苦難を乗り越え、社会復帰に成功した方の体験談をお伝えする「ワケアリ先輩の就活レポ」。
2回目の今回は、50代で懲戒免職となりながらも、第二の人生で昔からの「夢」を実現させた元教員女性を取り上げます。
それでもじっくりと過去を掘り下げ、自分自身と向き合うことで「本当にやりたい仕事」「なりたい姿」を見つけることができ、ついには長年の「夢」を実現することができました。
年齢や経歴のハンデは関係ない。
諦めなければ必ず困難は乗り越えられると身をもって証明してくださった体験談は、チャレンジすることの大切さを教えてくれます。
ぜひ最後までご覧ください。
50代で突然の不当解雇!定年前に迎えた厳しい現実
プロフィール | |
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氏名 | Sさん |
年齢・性別 | 50代女性 |
前職 | 小学校教諭 |
逮捕歴 | なし |
実名報道 | あり |
背景 | 指導内容が問題視され懲戒免職 |
割り切れない前職への思い、未練…自暴自棄でメンタルも崩壊
悪意があったわけではなく、子どもたちの教育を第一に考えての行動が裏目となり、結果的に懲戒免職となってしまったSさん。
熱心な指導を心がけていたがゆえの出来事に、なかなか現実を受け止めることができず、落ち込む日々を過ごしていたそうです。
アルバイトをしながら生計を立ててはいるものの、就職活動にはなかなか踏み切れなかったSさん。
裁判を抱えていたこともありメンタル的に不安定な中、キリオのブログ「ぼくだからできること。」を見つけたそうです。
決意を新たに始めた就活!目の当たりにした50代転職の厳しい現実
YOTSUBAの利用をきっかけに、正社員就職を目指すことになったSさん。
当初は教員経験を生かした仕事を中心に探していたものの、やはり年齢がネックになり、実名報道の影響もあって上手くいきませんでした。
方向性についても迷いが生じ、一時期はタクシー運転手や清掃の仕事を本気で探したことも。面談中に辛くなり、涙を見せることもしばしばありました。
恐怖や羞恥心から会うのを拒んでいたかつての知人とも顔を合わせられるようになり、周囲はさほど懲戒免職の事実を否定的に捉えていないという事実にも気が付きました。
この「ネガティブな過去を正直に打ち明けたとしても、周りは決して否定的な反応をしない」という体験は、就職活動においても大きな転機となったのです。
「懲戒免職」の経歴が逆に強みに!面接官の心を鷲掴みにする「誠実さ」
ずっと隠したかった懲戒免職の過去。採用面接で初対面の第三者に打ち明けるのは、とても勇気が必要だったと言います。
しかし、自らネガティブな情報を開示することで、それがかえって「誠実さ」のアピールにつながることは少なくありません。
YOTSUBAの面談を通じてキャリアの棚卸しをしていく中で、かねて「将来は海外で勤務したい」と夢見ていたことを思い出します。
そこで得意の語学や国際経験を活かせる業界に絞り、業種を問わず一般事務など幅広い選択肢の中から業界重視で積極的に応募していく方向性にシフトしました。
履歴書・職務経歴書の添削でも、過去の経験が存分に伝わるような内容に修正。すると書類選考の通過率は格段と上昇しました。
50代での懲戒免職を乗り越え、「夢」の海外勤務を現実に!
「天職」だと思っていた教員を思わぬ形でクビになり、自暴自棄になった日々。
Sさんは就職活動の過程でたくさん不採用を経験し、その都度傷つきました。
でも今ではその不採用も、懲戒免職の経験ですら、「夢」を実現するための過程に過ぎなかったのだと本気で思っています。
最後に、現在進行形で再スタートにチャレンジしている方に向け、メッセージをいただきました。
(Sさんより頂戴したメッセージです)
\“ワケアリ転職“専門キャリア相談サービス/
⇒YOTSUBA(よつば)公式サイト